骨材試験関係 骨材の試験について

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概説

骨材の性状はアスファルト混合物の性状に大きな影響を及ぼすため、アスファルト舗装要綱では、種々の試験を規定している。また、品質規格には示されていないが、目的によっては非常に重要となる試験もある。

骨材に関する試験は、その目的から大きく2つの性格に分類できる。一つは加熱アスファルト混合物の配合設計に必要なデータを得るために行うものであり、加熱アスファルト混合物の配合設計の際必ず実施する。もう一つは、使用される場所によって要求される場合で、目的とするアスファルト混合物にとって、適した性状を有する骨材であるか否か判定するもので、必要とされる場合のみ実施する。

骨材のふるい分け、比重・吸水率試験などが前者に当たり、硫酸ナトリウムによる安定性試験やロサンゼルス試験器による粗骨材のすり減り試験等が後者にあたる。

骨材の試験にあたって最も重要なことは、その骨材の性状を代表するような試料を採取することである。特に粗骨材の場合、材料分離を起こさないように注意しなければならない。

参考:舗装試験法便覧

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