TSファイン・ミリング工法
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概要
近年、切削オーバーレイによる舗装補修工事が多くなってきており、路面切削機の需要が増しています。道路沿道環境の保全から路面切削時の騒音・振動の抑制が望まれます。
TSファインミリング工法は、路面切削機のドラムのビット間隔を通常の15mm程度から6mmに狭めたものを使用します。これにより路面切削時の衝撃が減少し騒音・振動抑制効果が 生じます。
また、路面切削後の表面がきめ細かくなり切削路面で開放しても安全に車両を通行させることができます。
特徴
- 騒音・振動の低減:土工部で1~3dB程度、高架橋部で5~7dB程度(高架橋下面で測定)
- 切削後の路面がきめ細かな仕上がりとなる:切削面での水の流れやすさが向上(排水性舗装の不透水層として利用したときに効果的)、車両通行時の安全性が向上
- 通常の切削工法に比べて舗装路面の平坦性が向上する
用途
- 作業騒音・振動の軽減が望まれる舗装修繕工事
- わだち掘れの生じている路面
- 薄層舗装の前処理・鋼床版
- 平坦性を重視する切削オーバーレイ工事
- 1層切削による排水性舗装
- 切削面での交通開放で安全性を重視する工事